出産にあたりお祝いを頂いたら「内祝」としてお返しをします。
特にはじめての出産の場合は内祝もいつ・何を贈ればいいのかわからないこともたくさん。
失礼のない内祝にするために知っておきたい基本を学びましょう。
出産内祝いを贈る時期と金額の目安
金額の目安 | 頂いた額の3分の1~半額 |
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時期 | 生後一ヶ月のお宮参りを過ぎた頃を目安に贈る 遅れて頂いたお祝いへは、頂いてから遅くとも2週間以内に |
水引・のし | 紅白蝶結び・のしつき |
表書き | 「出産内祝」「内祝」「出産之内祝」「御礼」/ 子供の名前を書く |
出産内祝いの表書き
のし上は「出産内祝」が一般的ですが、「内祝」や、4文字を避ける場合は「出産之内祝」とすることもできます。
のし下といわれる、水引の下部には赤ちゃんの名前を中央に書き、右に少し小さめにふりがなを入れます。
子供の名前とふりがなのみが一般的ですが、フルネームで記載しても構いません。
また、命名札を添える場合は、のし紙には苗字のみ、命名札に赤ちゃんの名前を記載するケースもあります。
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赤ちゃんの名前にはふりがなを入れて
出産内祝は子供の命名報告の意味でもありますので、のし下には子供の名前とふりがなを書きます。
特に読みづらい名前の場合は、ふりがなも入れるのが親切です。
内祝いはお宮参りの時期に贈る
出産祝いを頂いたら、お宮参りの時期(生後1~2ヶ月)に内祝を贈ります。
出産祝いは生後一ヶ月以内に贈るのがマナーとされていますので、お返しの時期がお宮参りの頃となります。
遅れてお祝いを頂いた場合は、一週間以内にお返しをします。
遅くとも二週間以内にはお返しをするようにしましょう。
内祝の本来の意味
内祝は本来、お祝いを頂いたかどうかに関係なく、内輪にめでたいことがありました「自分たちと共に祝ってください」というお福分けの意味で、近所に赤飯などを配って行うものでした。
しかし現在では、お返しとしての認識が強く、内祝いはお祝いを頂いた方にのみ贈ることが一般化されています。
出産内祝いで人気・定番の品
出生体重のお米 | お米は贈りものとして人気の高い商品。出生時の体重と同じ重さのお米ギフトは出産内祝ならではの人気商品 |
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名入れ食品 | 赤ちゃんの名前入りのお菓子やジュースなどの食品は出産内祝の定番 |
タオル | 自分では買わない上質なタオルギフトはもらって嬉しい定番の品。先方に子供がいる場合はかわいいキッズタオルも人気 |
カタログギフト | 値段の幅が豊富で相手に好きなものを選んでもらえるカタログギフトはお返しが多い場合などに便利 |
かつては、内祝いとして赤飯や紅白の砂糖などを配っていましたが、現代ではタオルや菓子などの消耗品がよく使われています。
特に出産内祝いとしての厳密なタブーはありませんが、贈答全般にふさわしくないとされるものは以下の通り。
日本茶 | 弔事でよく使われることからお祝い事には不向きとされる ただ、近頃ではお茶の芽は「摘んでも摘んでも芽が出てくる」ことから「お芽でたい」とされ縁起物として利用されることもある |
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包丁 | 「切れる」などを連想させることから刃物類は贈りものとしてはタブーとされる |
ハンカチ | 「別れ」「涙」を連想させるとして祝いの品には不向きとの見方がある |
現金・商品券 | 目上の方に贈る場合や、お祝いとして現金や商品券をもらっている場合などは、お祝いを突き返したように捉えられることもあるので気をつけましょう また、額が明らかになりすぎるため生々しいと避けられることもある |
出産の内祝いをする場合はのし・包装などギフト仕様に失礼のないようにしたいもの。
内祝い専門店ならどんな用途でも安心してお願いできるので、内祝いやプレゼントなど贈り物が必要な際はこちらのお店に注文するようにしています。
毎回いろんなお店を探すのも大変ですしはじめてのお店で不安になるよりは、一度利用したことがあり対応がよかったお店だと信頼してお任せできるので安心です。
ギフト用と全般に対応してもらえるお店は知っておくといざという時便利ですのでご参考までに紹介させて頂きます。↓
出産の報告はどこまでする?
出産をしたら、まずは双方の両親やきょうだいなどの近親者に母子の状態を知らせましょう。
夫が仕事を休んで付き添った場合には、勤務先にも報告するのがよいでしょう。
友人・知人・親戚や妻の仕事関係者などへは、退院後に少し落ち着いてからでも問題ありませんが、生まれるまでに気にかけてくださった方や、お世話になった方など、すぐに知らせたいという場合は報告しましょう。
特に時期の決まりはありませんので、相手との関係性で報告の有無を判断します。
ただし、喜びのあまり広範囲に知らせてしまうと、お見舞いの気遣いを与えたり、お祝いを催促しているように見えるので注意を。
両親への御礼
なにかと世話になった両親にもお礼はしたいもの。
両親へのお礼の場合、表書きは内祝ではなく「御礼」としてもよいでしょう。
また、ベビーカーなどの値の張る品や、高額の現金などを受け取った場合も感謝の気持ちを込めてお礼をしましょう。
里帰り出産などの場合も、父方の実家、もしくは父親本人から母親側に、滞在費相当のお礼をする地域もあるようです。
出産後も何かと世話になる可能性のある両親には、きちんと感謝を伝えたいものです。
病院関係者への御礼
お礼をする場合は、2~3000円程度の菓子折りなどを持参するケースがほとんどです。
現金だと相手が受け取りづらい上に金額で悩むことになるので、すぐに消費しやすい個包装の多少日持ちする菓子折りにしておくのが無難。
ただ、病院によっては規則で受け取らないところもあるので、状況に応じて対応しましょう。もし、お礼の品を差し出して断られた場合でも、無理に受け取ってもらおうとしては先方も困惑されるので、そこは感謝の気持ちを伝えるだけに留めておきましょう。
病院内に「心づけなどはご遠慮ください」などと張り紙をしてある病院もありますが、その場合は先方も対応に困る可能性がありますので無理にお礼をする必要はないでしょう。